外反母趾・浮き指・巻き爪を併発した症例
20代の女性のお客様。足趾をあまり使わない生活習慣が続いていたことで、巻き爪・浮き指・外反母趾といった足のトラブルを同時に抱えており、「歩いていると爪が当たって違和感がある」とのご相談で来院されました。
初回は巻き爪の補正を中心に対応し、クリップ法によって巻いた爪の形状をやさしく調整しました。INタイプ特有の内側への重心の偏りにより、足趾が地面にしっかり接地できず、常に爪先に過度な圧がかかっていたため、その影響を軽減するように施術を行いました。
浮き指に対しては、足趾をしっかり使うトレーニングを取り入れ、タオルギャザーや足指のグーパー運動などのエクササイズを日常に取り入れていただきました。外反母趾については、距骨のアライメント調整と足裏アーチのサポート、テーピングによるサイドからの補正を行い、足の構造バランスを整えながら進めていきました。
施術後には「爪が当たる感じがなくなって歩きやすい」「処置が自然で目立たないのが嬉しい」といったお声をいただき、見た目の改善だけでなく、歩行時の快適さにもつながる結果となりました。
足の構造をしっかりと評価したうえで、多面的にアプローチを行うことで、併発したトラブルも根本からの改善を目指すことができます。