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シューズの使い分けがポイント!ランニングシューズの選び方(中級者編)

シューズの使い分けがポイント!ランニングシューズの選び方(中級者編)
越智 弘信(柔道整復師)が監修した記事
シューズの使い分けがポイント!ランニングシューズの選び方(中級者編)
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ランニングを始めて2~3年くらいは、マラソン大会に出るたびに自己ベスト更新を達成できますが、それ以降に伸び悩む人も少なくありません。そんな中級者ランナーでも、ランニングシューズの選び方ひとつで、越えられなかった壁を乗り越えられることがあります。

そこで、ここでは中級者ランナーが自分の目標を達成するために、どのようなランニングシューズを選べばいいのか、その方法について解説していきます。

定番モデルではなく最新のランニングシューズがおすすめ

中級者になると自分好みのランニングシューズがあり、古くからある定番モデルを愛用しているという人が多いかと思います。定番モデルは外れることがなく、走り方もわかっているので安定感があります。イメージ通りに足を運べますし、そのシューズに合った筋肉がついているのでケガのリスクが下がります。

ただ、ランニングシューズはここ数年で大きな進化を遂げ、定番モデルよりも遥かに高性能なモデルを各メーカーが発売しています。最新のランニングシューズは、いずれもクッション性が高く、それでいて反発力もあるのでエネルギーロスが小さくなっています。

さらにシューズの形状も科学的に速く走れる方法に基づいて形成されており、定番モデルよりも圧倒的に走りやすくなっています。慣れ親しんだランニングシューズも悪くはありませんが、ワンランク上を目指したいのであれば、最新のランニングシューズを選びましょう。

最近のトレンドは厚底ですが、厚底にこだわる必要はありません。大事なのは、用途に合わせて最新のシューズを使い分けるということです。この使い分けはランニングにおいて常識となりつつありますので、ジョグ用、ポイント練習用、レース用の少なくとも3足は持っておきましょう。

ランニングシューズの特性を理解して選ぶ

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ランニングシューズというのは、どのようなランニングフォームで使うのかを想定して開発を行います。このためフォアフットで走るためのシューズをヒールストライク(踵着地)タイプのランナーが履いて走っても、シューズのポテンシャルを引き出すことができません。

・フォアフット

・ミッドフット

・ヒールストライク

メーカーは1足でも多く販売するため「どんな走りにも最適」とアピールしますが、残念ながらそのようなランニングシューズはありません。もしそのようなランニングシューズがあるなら、必要以上に重たくなるか、ほとんど機能性のないランニングシューズになります。

走り方が決まっている典型的な例がナイキのヴェイパーフライシリーズで、フォアフット着地であることを仕様としているため、ヴェイパーフライを履きこなすために、走り方を変えたトップランナーもいます。

中級者くらいのレベルであれば、走り方を変えるというのはリスクも高く、指導者に教えてもらわないと正しいフォームを身につけることができません。このため、シューズに合わせるのではなく、自分の走り方に合ったシューズを選ぶことになります。

自分のランニングしている姿を動画撮影してみて、足のどの部分から着地しているのかチェックしてみましょう。ポイントはジョグやレースペースなど、シューズの使用用途に合わせて撮影して確認するということです。

レースペースではミッドフットなのに、ジョグはヒールストライクというようにペースによってもランニングフォームは変わります。自分で判断できないという場合には、上級者のラン仲間にチェックしてもらうといいかもしれません。

自分の走り方がわかったら、その走り方に合ったランニングシューズを選んでください。自分で判断できない場合には、スポーツショップの店員に相談してみましょう。

ポイント練習には薄底軽量タイプが最適

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中級者がワンランク上を目指すのであれば、インターバルやペース走などのポイント練習が必要になってきます。心肺機能を高めつつ筋力や筋持久力のアップを目指すには、レースペースよりも高い負荷を練習でかける必要があります。

このとき走りやすく、足に優しいランニングシューズを選ぶと、トレーニング効果が小さくなります。いわゆる厚底でクッション性が高く、反発力も優れているというランニングシューズを履いてポイント練習をするなら、よりスピードを上げなくてはいけないのでケガのリスクが高まります。

ですので、中級者のポイント練習用には、薄底軽量で足をあまり保護しないランニングシューズが適しています。裸足で行うのが最大の負荷となりますが、裸足でポイント練習できる環境は限られています。ですので、ソールが薄くてクッション性もなく、ダイレクトに衝撃が伝わってくるくらいのシューズを選びましょう。

そうすることで足の筋肉のつき方が変わってきます。人によっては見た目からして変化があり、大きな推進力を生み出せるようになります。ただし、疲労が大きいので1週間に2回程度にして、必ず中2日のリカバリー期間を設けましょう。

その2日間は、足への負担が小さくて、クッション性が高いランニングシューズを履いてください。リカバリー期間に足が成長しますので、この期間は走りながらもきちんと休ませることが重要です。何のためのトレーニングかを明確にするためにも使い分けをしっかりと行いましょう。

マラソン大会では硬すぎない高反発ランニングシューズ

中級者で悩ましいのがレース用のランニングシューズです。サブ3を狙うようなシリアスランナーや初心者向けのレース用ランニングシューズはいくつもありますが、中級者向けとなると選択肢があまりありません。

いま話題の「厚底+プレート」のレース用シューズを履きこなせるほどの筋力がありませんし、かといって初心者向けのクッション性が高い柔らかすぎるランニングシューズでは、思うようにペースが上がりません。

・クッション性が高く高反発

・ソールが硬すぎない

・重すぎない

中級者がレース用ランニングシューズを選ぶときには、この3点を意識して選びましょう。クッション性が高く高反発というのは、最新のシューズのほとんどがこれに該当します。

サブ3よりも速く走るランナー向けのシューズは、より高い推進力を生み出すためにソールが硬くなっています。反対に初心者向けのシューズは足を保護するために、サポート機能がいくつもついており、シューズそのものが重たくなります。

中級者は最新のシューズで硬すぎず、重すぎないものを選びましょう。そうすることでスピードを出しすぎて後半に力尽きて失速したり、ペースが上がらずに思うようなタイムにならなかったりするのを防げます。

まとめ

中級者レベルで、そこからさらに成長したいというのであれば、ランニングシューズの使い分けを意識しましょう。用途に合わせたシューズを購入し、それらを使い分けることでトレーニングの目的も明確になり、走力アップにつながります。

このとき気をつけたいのが、自分の走り方に適したシューズを選ぶということです。動画撮影をして自分の走り方の特長を把握し、ランニングショップで自分の走り方と用途に適したコンセプトのランニングシューズを提案してもらうとスムーズに選べます。

ついつい上級者向けのランニングシューズに手を出したくなりますが、中級者はそれに耐えられるだけの体がまだできていません。レース用はクッション性が高く高反発でありながらも、硬すぎず重すぎない1足を選んで、自己ベスト更新を狙いましょう。

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監修した方をご紹介

シューズの使い分けがポイント!ランニングシューズの選び方(中級者編)
越智 弘信(柔道整復師)

マラソン・トライアスロンの大会に多くの参加実績のあるランナー治療家。
自身の怪我をきっかけに足のことを相談できる場所が少ないことを実感し、
ランニングの指導と足専門の治療院を経営。自らも毎朝マラソンを楽しんでいる。

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