趣味で30年テニスを続けていますが、変形性足関節症と診断されました。手術以外で治りますか?
志水 剛志(柔道整復師・足のスペシャリスト)が監修した記事yuki さん
男性・60代~趣味で30年くらいテニスをやっていますが、最近時々左足首がプレー中に痛くなるので近所の総合病院を受診しました。レントゲンを撮って診たら足首の軟骨が減っていて足関節専門の先生を紹介されそこでも診て頂きました。偏平足による変形性足関節症と診断されました。
特に装具とか処方されずに治すには手術するしかないみたいな感じで5分くらいの診察で終わり、様子を見て3ヶ月後にまた来るように言われました。テニスは続けても良いとのことでしたが、心配と痛みが出るのではないかという恐怖心で一歩一歩にすごく神経を使うような歩き方になってしまいました。
足をかばいながらテニスは出来るのですが悪化するのではないかと思ってテニスをする元気もなくなりました。
手術はしたくないので、色々とネットで調べてこのサイトにたどり着きました。
筋肉を鍛えるトレーニング等もやっているのですが、距骨調整などで変形性足関節症を治したりすることは可能でしょうか?
宜しくお願い致します。
ご相談いただきありがとうございます。
日本距骨調整協会代表の志水と申します。
病院に行かれて変形性足関節症と言われた事で、心配で怖いですよね。
変形性足関節症の手術以外の治療
まず、整骨院・リハビリテーションを含めた外科の代替医療では、変形性足関節症を治すことはできません。
痛みの原因となっている「軟骨がすり減り」がなかなか自然には戻ることがないためです。
しかし、外科的治療(手術)はボルトを使って固定したり、骨を切断したり、人工関節を使ったりと
大掛かりで回復(現状復帰)までにかなり時間がかかります。
進行している変形性足関節症にできる最善の方法としては
悪化を防ぐため、負担の少ない歩き方や足の傾き・重心を維持することです
特に距骨は重心の要になっている骨です。
重心がいつも捻れていて同じ所に負荷が掛かっていると痛みが出ます。
それを無理していると変形が進行し続けてしまいます。
yuki様の現状がその様な状態になっています。
最優先すべき対処は、傾きと重心の改善!
私達が推薦するのは、足関節症用のインソールです。
ただ、yuki様の場合は市販されているインソールではなく
ご自身にあった状態のオーダーインソールを作成したほうが良いかと思います。
有名な治療用インソールを作る大手の会社としては
AKAISHIさんがあります。
全国に直営店がありますので、お尋ねください。
https://akaishionline.com/
当協会でも最新の足の測定器を使い
患者様の足の状態に合わせた最適な治療用インソールを作成できます。
同時に足の施術も行えますので、治療も同時にとお考えでしたら
お近くの加盟院がご相談いただければ
最善の治療を行わせていただいます。
https://kyokotsu.jp/search/
最後となりますが、
まず痛みを良くするよりも、足回りの環境を整えてあげる事が大事です。
身体には常に「壊す力」と「治す力」
がせめぎ合っています。
足を改善して行くには、壊す力を減らすのがとても大事です。(人間は歩かなくてはならないので)
次の診察までの3ヶ月、こうやってご相談頂けたこともご縁ではありますので、何かしら少しでもお役に立てたら幸いです。
ご相談いただきありがとうございました。