「運動後に動けなくなるほどの踵の痛みが改善」再発しにくい足づくりへ
40代女性の症例です。
健康のためにボクササイズを始めたものの、1ヶ月ほど前から運動後にかかとの痛みが強く出るようになり、ひどい時には「動けなくなるほど痛い」と感じる状態で来院されました。
測定では、足の指が上に反り、体重が足全体にうまく乗らず、かかとに負担が集中している状態が確認できました。
立った状態で後方から軽く押すとバランスが崩れやすく、足元の安定性が低下していることも分かりました。
この不安定さが、運動時の衝撃をかかとに集め、痛みにつながっていると判断しました。
施術では、まずかかとの痛みを抑えることを優先し、距骨調整とテーピングで足の土台を安定させるところからスタート。
そのうえで、「再発しない足」を目指して、足の使い方も段階的に整えていく方針をご提案しました。
来院ペースは、初期は週1回とし、状態を見ながら調整を進めています。
3回目くらいまでは、施術後やテーピングをしている間は痛みがゼロになるものの、テープを外すと痛みが戻る状態でした。
しかし継続する中で、運動後に毎回出ていた痛みが、2回に1回、3回に1回と徐々に減少していきました。
現在は2週間に1回のケアに移行し、足の張りや指の使い方の調整に加え、反り腰の改善もセットで施術を行っています。
運動を楽しみながら続けられる身体づくりを目標に、引き続きサポートしています。
距骨サロンでは、運動時の痛みを一時的に抑えるだけでなく、
なぜ痛みが出たのかを明確にし、再発しにくい身体づくりまで一緒に行うことを大切にしています。