外反母趾が距骨調整で改善
「外反母趾の痛みで、好きな靴が履けないのが辛い」とお悩みで来院された、60代の女性の症例です。
もともと足のサイズは小さいものの、アーチの崩れにより足幅が広がり、それが外反母趾の痛みの原因になっていました。
姿勢の崩れから、腰痛や肩こりも感じておられ、足元から全身への影響が見られる状態でした。
施術では、OUTタイプ特有の足の外側への荷重クセに着目し、筋肉の緊張を丁寧にゆるめながら、関節の可動性を引き出し、距骨を正しい位置に調整しました。
加えて、矯正ソックスやテーピングの併用により、施術の効果を日常生活でも持続できるよう工夫しました。
これにより、足元の安定性が高まり、痛みが徐々に軽減。
さらに靴のサイズや形の見直しも行うことで、「痛みなく靴を履けるようになった!」と大変喜んでいただけました。
外反母趾の痛みは「靴が合わない」ことだけでなく、足の構造や使い方が大きく関係しています。
この症例では、身体全体の調整と日常サポートの工夫を組み合わせることで、患者様のQOL(生活の質)をしっかりと改善することができました。