巻き爪と外反母趾を一緒に治療した症例
お仕事柄、ご年配の方の足を見る機会が多く、巻き爪や外反母趾によって日常の歩行が困難になっている様子を日々目にされていたというこちらのお客様。ご自身も歩く際に足の爪が靴に当たり痛みを感じるようになり、外反母趾も徐々に進行しているように思えてきたため、「早めに対処しなければ」という強い危機感を持って来院されました。
巻き爪に対しては「クリップオン法」による補正を行い、さらに外反母趾の進行を抑えるために距骨調整とテーピングを併用しました。加えて、足指の柔軟性と筋力を高めるための指のエクササイズ、脚全体のバランスを整えるためのO脚改善エクササイズにも取り組んでいただきました。
早めのご相談・施術開始が功を奏し、巻き爪に関してはわずか1度の矯正で痛みが解消され、爪の形にも変化が見られました。外反母趾についても、2ヶ月ほどで写真に見られるような改善が確認でき、ご本人にも変化を実感していただけました。
現在は、O脚の改善を進めながら、巻き爪や外反母趾の再発を防ぐためのケアを継続して行っています。
当初は足の状態や今後の変化に対して強い不安を抱えていらっしゃいましたが、「どのような足が外反母趾になりやすく、どんな状態ならなりにくいのか」という点をご説明し、ご自身の足の状態を理解していただくことで、心にも余裕が生まれたとお話しくださいました。
足のお悩みは早期の対応が鍵です。遅れてしまうと、歩行や趣味、仕事、外出といった日常生活にまで支障が出てしまい、体力的にも精神的にも負担が大きくなるケースが多くあります。だからこそ、少しでも不安を感じたら、早めのケアをおすすめします。