巻き爪が皮膚に食い込み、強い痛みが出た症例
歩行のたびに巻き爪が皮膚に食い込み、強い痛みを感じていらっしゃいました。
お話を伺ったところ、これまでの深爪の習慣や、足裏の筋力低下、アーチの崩れ、そして外反母趾などが複合的な原因となっていると考えられました。
今回の施術では、「クリップオン法」という専用の器具を用いた補正を行いました。爪の両端に特殊なクリップを装着し、巻き込んだ爪を少しずつやさしく持ち上げていく方法です。施術中は常にお客様と会話をしながら、違和感や痛みが出ないように角度や力加減を丁寧に調整いたしました。
補正期間中は、爪を無理に切らず自然な長さを保つこと、また足に合った靴選びや、足の筋肉を維持するための簡単なストレッチも意識していただきました。日々の生活の中で爪と足を丁寧に扱うことが、補正効果の維持につながります。
結果として、両足に巻き爪の症状がありましたが、片足は1回の補正で痛みが改善され、もう一方も3回の施術で快適に歩けるようになりました。施術後には「歩くのが本当に楽になった」「もっと早く来ればよかった」と、笑顔でおっしゃっていただけたことがとても印象的でした。
巻き爪はそのままにしておくと悪化することもありますが、正しい方法でケアを行えば快方に向かいます。少しでも気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。